 |
| 水彩紙に使われる代表的原料には次のようなものがあります。 |
| a コットン・リンター |
綿織物用の綿を取った後の種についている短い綿毛をもう一度取り、精製した物。コットンパルプと呼ばれている。採取・精製に手間がかかるが木材パルプより繊維が長く良質なので表面を筆で擦っても毛羽立たない(表面強度の強い)良質の水彩紙ができます。
(以前にはコットン・ラグといわれる綿布の古布を集めて溶かして再生していた水彩紙があったが、純綿製品が少なくなり、化繊との混紡が多くなったので入手難となり、現在はほとんどなくなりました) |
|
| b 木材パルプ |
| 赤松などの針葉樹のチップを化学的に処理しセルローズだけに精製したパルプ。木材を叩解しただけの「砕木パルプ」は経年変化し黄ばんだり、劣化しますが、科学的に処理し、セルローズのみのパルプで漉かれた紙はその変化がなく、繊維も長くて太いので専門家用の水彩紙の原料にされています。 |
|
| c 非木材パルプ=ケナフ |
| 最近、地球環境保護の見地より、一年草の植物を育てて紙に利用するようになりました。代表的なものにケナフがあります。ケナフは木材パルプの針葉樹の繊維に近く、水彩紙にも使われています。 |
|
| その他 麻や竹、こうぞう(楮))みつまた(三椏)がんぴ(雁皮)などの和紙の原料にしているものなどいろいろあります。 |